軽井沢の自然が大好きで、四季折々を彩る木々の魅力を愛しく美しく感じている方へ
多種多様な木々が自生する軽井沢の木を1つ1つ覚えていきたいですよね
本記事では、自然豊かな軽井沢に自生する代表的な木々をご紹介いたします
軽井沢の自然を彩る代表的な木々
1.軽井沢に春を告げる「コブシ」
標高約1000mという寒さの厳しい軽井沢では、4月下旬から5月上旬にかけて、白い花を開く「コブシ」が、遅い春を知らせてくれます。
コブシは、モクレン科の落葉高木で、北海道をはじめとする北国に生息し、桜に先駆けて咲く「春を告げる花」として親しまれています。軽井沢町の町木にも指定されています。
花は純白で根元はほんのり桃色を帯び、木の幹から梢までを、数多くの花が包み込みます。さながら、春の「白いクリスマスツリー」です。
花弁の数は、桜と異なり、6枚。子どもが手のひらを空に向けて広げたような大きさですが、遠目では桜に似ているのが特徴です。
アイヌ民族の言葉では「オマウクシニ(良い香りのする木)」と呼ばれます。
花にそっと顔を近づけてみると、甘い香りが漂うでしょう。折れやすい枝先からも芳香がします。(くれぐれも、わざと折ったりしないでくださいね…)
秋には赤い種子が実ります。握りこぶしが幾つもくっついた形をしており、これが「コブシ」の語源とも言われています。種子は果実酒に用いることができ、赤い色の酒が出来上がります。ワイングラスに注ぐと、その美しさが際立つでしょう。
寒い時期に備え、高野豆腐、漬け物等、日持ちのする食糧を蓄える昔ながらの暮らしが息づく信濃において、軽井沢コブシ酒造りも粋ですね。
2.夏は「ハルニレ」の木陰で
「ハルニレ」は、日本では全国的に生息しますが、特に北方の山地に見られます。ニレ科の中でも春に花を咲かせるため、こう呼ばれています。
直径が1mにも達する太い幹が特徴です。高木の上部に枝が四方八方に伸び、葉が横に生い茂るため、夏には涼しい木陰を作ってくれます。上部な幹にもたれて、読書をしたり、ウトウトと仮眠を取るのにも、最適ですね。
軽井沢では、中軽井沢・星野リゾートの「ハルニレテラス」が有名です。100本を超える木立の中で、レストランでの食事やショッピングを楽しむことができます。
3.白い幹に黄葉が映える「白樺(シラカバ・シラカンバ)」
「白樺」は、その名の通り白い樹皮が特徴で、日当たりの良い場所を好み、福井県、岐阜県辺りから北の地域で林立します。長野県の県木でもあり、空へと真っ直ぐ20-30mに伸びる木立は、爽やかで、高原の代名詞とも言える木でしょう。
新緑も清々しいですが、紅葉期には、細く高い白い幹に沿って、黄色い葉が縦長に映えます。他の木々の紅葉とはまた異なった趣です。青空を背景に見上げて撮影すれば、プロ顔負けの絵葉書を作ることができるでしょう。
森林浴で生まれ変わりましょう-気軽に立ち寄ることのできる名所ご紹介
「雲場池(くもばいけ)」
旧軽井沢地区。整備工事中でしたが、2018年4月26日にリニューアルオープンしました。豊かな森林が広がり、四季折々の変化を感じることができます。「スワンレイク」とも呼ばれ、白鳥が優雅に泳ぐ姿も見られます。
「国設軽井沢野鳥の森」
中軽井沢地区。遊歩道を散策しながら、さまざまな野生動植物を愛でることができます。軽井沢町の「町獣」であるニホンリスに出遭うかもしれませんね。
「ムーゼの森」
塩沢地区。軽井沢に原生する植物を紹介する「ピクチャレスクガーデン」をはじめ、自然の中で絵本文化等にふれることのできるガーデンミュージアムです。
最後に…
ここまでの長文をお読み下さりありがとうございます。
軽井沢の自然にはまだまだ多くの木々、草花、生命が溢れています。
追記してより詳しく紹介していきますね。
以上、
「軽井沢の自然を彩る代表的な木々」でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※参考ウェブサイト
●軽井沢観光協会「軽井沢に見られる樹木」
https://karuizawa-kankokyokai.jp/
●軽井沢町公式サイト
http://www.town.karuizawa.lg.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
●長野県ウェブサイト「長野県のシンボル」
https://www.pref.nagano.lg.jp/koho/kensei/gaiyo/shoukai/symbol.html
●日本木材総合情報センター「木材の種類と特性」
http://www.jawic.or.jp/woods/sch.php