夏も本番!とにかく寝苦しい真夏の夜を、扇風機でお過ごしですか?エアコンでお過ごしですか?
扇風機も使い方によっては少し危険な事故を起すこともあるそうです。今日は安全・安心に扇風機を使う方法と、扇風機だけで過ごす昭和チックな快適な夏の過ごし方、自然エネルギーのお話までお伝えしてみたいと思います。
扇風機の事故を回避して
安全に涼しく夏を過ごす5つのポイント
1.扇風機の電気代はエアコンの10分の1
扇風機の電気代を大型サイズの一般家庭用と一人暮らしの小型サイズで、1日8時間程の使用をもとに料金調査をしてみました。
一般家庭用の扇風機は羽根径は30cm以上のもので65W以下のものが多く、首振りや強風にしても、扇風機の一ヶ月の電気代は多く見ても500円前後、実際は2〜300円程度のものが多いようです。
エアコンに比べると、電気代も自然環境保護の面でも圧倒的に省エネで経済的です。
一人暮らしの小型扇風機ともなると、一ヶ月の電気代は大凡(おおよそ)200円程度です。電気代を気にしないで快適に使用することが出来ると思います。
一ヶ月の扇風機・電気代の目安
・一般家庭の大型扇風機 500円前後
・一人暮らしの小型扇風機 200円前後
扇風機はエアコンとは比べ物にならないほど、安い電気代で環境にも優しいのです。
2.事故多発!扇風機事故になる原因と注意点や風邪。
昔、昭和時代には扇風機は風量調節機能と自動タイマーがありませんでした。故にカラダに強風を当て続けてしまい、低体温症となり赤ん坊など幼い命がなくなったとの話をおばあちゃんから聞いたことがあります。
現在、エアコンも扇風機も様々な知識の積み重ねで進化し、安心して使えるように事故の危険は年々減っています。しかし使い方を間違えれば同じような危険な事故を招きます。
快適な夏を過ごすためにも、扇風機を上手く利用して、体温調整管理をしっかりして、その上で以下の扇風機事故対策を知っておいてください。
- 扇風機を強風で、カラダに風を長時間直射して寝ると大変危険です←ダメ絶対。
- 扇風機の回転羽の中に、洋服が巻き込まれないよう気を付けましょう。
- 指をツッコンでは危険です。
- 扇風機が肌の水分を飛ばし、発汗とともに脱水症状に拍車をかける可能性もあります。就寝前には水分補給をしましょう。
- 冷えは万病の元です。カラダが冷えると思ったら、やはりスグに消しましょう。
羽が回転しない、回転が不規則、異常な動作音、モーターから異臭、機器から異常な熱、これらは発火・火災の原因になりますの要注意です。またはスグに使用を中止して点検してください。
3.就寝前は水分補給をして風量設定と、風向き、タイマーをセットし寝る
真夏の寝苦しさから解放されるのであれば死んでも構わないと思う程、辛いのはわかります。しかし本当に死なないで下さいね。
急激な気温の変化にいきなり慣れることは、どうやら人間の体温調節機能からいってもスグには出来ないようです。少しづつ自然の四季に、カラダを慣らしていくことが大切なのです。
就寝前は必ずタイマーをセットして寝るようにしましょう。深い睡眠・眠りに入ったら、扇風機の音がノイズとなってうるさくて熟睡できませんからね。安心して眠れるように、最初の数分は強風でも構いませんが、徐々に送風量を下げ快適な温度を探って下さい。
〜タイマーのセットの仕方〜
- 風量を弱にして遠目に置いてタイマーを2〜3時間にする
- 風量を中にして首振りをしてタイマーを2〜3時間にする
- 風量を強にして首振りをしてタイマーを30分から1時間にする
4.風量と風向きをコントロールして便利に使う方法
扇風機を生活に役立てる便利な方法があります。
カラダに向けるより窓の外に向けた換気方法や、部屋の間取り・窓の配置により異なりますが、快適な室温に出来る方法もあります。
窓の上部に設置する小型扇風機だけでも、テレビや音響機材、冷蔵庫等々、色々と熱を発する家電・電化製品の熱を上手に逃がすことが出来ます。
カラダに直接向ける扇風機は快適なイオン型扇風機に任せ、換気を促すのは1980円以下の小型扇風機を窓に取り付けることで十分、快適で気持ちが良いものです。
また、部屋が掃除されていないときなど、首振りを下に向けて部屋のホコリをまき散らさないようにしましょう。
お年寄りの方は布団をしとねにする時など、扇風機を強風にして窓に向けて換気すれば、部屋のホコリは床にたまらないものですよ。ぜひ、お試し下さい。
5.サーキュレーターは強力な送風機。
サーキュレーターというと音楽コンサートのステージ袖で、照明の演出効果を高めるために必要なスモークを効率よく狙い通りに、上下の空間に循環させる送風機材としても使われているものを思い浮べます。
家庭で部屋の空気を循環させ、快適な室温で過ごすために近年サーキュレーターが人気を呼んでいます。
しかしサーキュレーターは送風機の役割のものであって、温度管理のものではありません。とても強い風をおこし、その風に直進性があるので上下の温度調整に使います。上下の空気を循環させて、天井と床の温度の差を減らす冷暖房と冷風補助の役割を持ちます。
一時の急激なすずみにはとても快適ですが、そのハイパーな送風力によってカツラの方は落ちないように気を付けて下さい。サーキュレーターは面白いほど快適ですが、温度管理からいうと、補助として使うことをお勧めします。氷に向けて冷風を拡散しても、面白いですね。
自然エネルギーで環境保護をしよう☆
近年のエネルギー問題から、自然エネルギーへの転換に高い関心が寄せられています。関連機器も増加、扇風機も太陽ソーラー光で駆動するものが登場してきました。
ここではしっかり知っておきたいエアコンによる環境破壊の3つの要素をお話しします。
室外機は温まれば冷風を、冷風を起こせば熱を室外機から、反対の高温を外界に放出していますよね? これも自然界にとっては大きな負担となります。
エアコンが自然破壊に加担している原因は大きく3つ
- 残念ながら大量に電力を消費するので、発電を担う電力会社が、発電所からCo2を排出してしまう。
- 冷房をする際にフロンを使うのですが、地球を守ってくれている大気圏のオゾン層をフロンは容赦なく破壊する。
- エアコン本体に使われている材料は、6割前後が鉄である。鉄は限りある地球の貴重な資源です。
他の発展途上国へ雇用を生んでいる先進国日本は、贅を極めた生活を送っていますが、国民はその裏で引き起こしている環境破壊をもっともっと知る必要もあります。環境破壊にこれ以上加担したくないと思う人の多くは、エアコンを使わないで扇風機を使う人が多いのも事実です。
現在の発展途上国が、先進国によって犯した過ちをもう一度繰り返せば、「もう地球はもたない」と国際会議でも何度も何度も議論され注意喚起されているのです。今、先進国日本が自然環境に対して新たなアプローチを開始しないと地球はどうなるのでしょうか? まずは先進国日本が自然環境と調和した生き方の見本である先進国でありたいものです。
近年登場した自然エネルギーで利用できる扇風機などは、その良い例ではないでしょうか? これは日本製でとても優秀です。またその製造工程自体も、国内においては環境に配慮しているのです。しかし一方で、海外に生産を任せ、環境に対する責任を見てみぬふりをして放置する悲しいアクシデントも事実、起きています。そのような姿勢の商品メーカーに未来は託せません。実際中国からは黄砂とともに、その代償は日本にしっかり還って来ているのです。皆、同じ星の上でいきているので人間だけではなく、万象に影響を及ぼすのは自明の理です。
美しき自然環境を、そして森羅万象を学び、大切な未来へ、美しい自然をそのままに残していきたいです。
もし出来得れば、夏の暑い時期は無理して都会で働かないで、扇風機もエアコンも必要としない避暑地軽井沢へ足をお運び下さい。
信州の壮大な美しい自然環境が、涼しさとともにあなたをお待ちしています。
お越しの際は是非ごお声がけくださいね、お待ちしています。
最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。